はじめに
Raspberry PiにOSをインストールしたら、次はRaspberryをWi-Fiに接続します。今回はそのための手順をご紹介します。
セットアップは、CUI,GUIどちらでも可能ですが、後々を考えCUIでやってみましょう。基本、以下に書いてあるコマンドをコピペして、機種ごとの設定条件を正しく入力すれば、必ず接続できます。
環境
・Raspberry Pi Zero WまたはRaspberry Pi 3(Raspberry Pi Zero W/WHと3B/3B+ならばWi-Fiが付属しています)
・microSDカード8GBで可(後々いろいろ入れるのであれば16GB)
・電源アダプター5A
・HDMI接続のモニター(Raspberry Pi Zero Wの場合変換コネクタが必要です)
・キーボード、マウス
Wi-Fiの設定(CUI)
Wi-Fiの設定で必要なファイルは主に2つです。自動的にIPアドレスを割り振るのであれば1ファイルもしくは2ファイルの設定だけで完了します。
2019年9月15日時点の現在のRaspbianのバージョン(現時点でRASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP Release date:2018-06-17)以降であれば従来編集していた/etc/network/interfaces は使用しません。
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/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf /etc/dhcpcd.conf |
Wi-Fi情報の設定
Terminalから/etc/wpa_supplocant/wpa_supplicant.confを編集します。
nanoコマンドでファイルを編集します。
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sudo nano /etc/wpa_supplicate/wpa_supplicant.conf |
表示された内容から、下記の通りに変更してください。
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ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP network={ ssid="ssid" psk="password" } |
上記の7行を正しく入れることができれば、確実に接続できます、つながらない時は以下のようなミスがないか確認しましょう。
- 余分な空白が入っている?
- ダブルクォーテーションが全角?
- スペルミス(特に自宅SSID)
- 最後の}がない
パスフレーズを暗号化する
PSKの暗号化はTerminalにてコマンド入力することで行うことができます。WINやMACからの接続ではできないので、直接Raspbian環境に接続してください。
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wpa_passphrase "XXXX(SSID)" "hogehoge(PASSWORD)" |
コピーペーストより、コマンドか追記しましょう。間違えないように気をつけてください。
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sudo wpa_passphrase "SSID" "pass" | sudo tee -a /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf |
どうしても暗号化が難しいという場合は、平文のまま繋げてください。その後から暗号化にトライして書き換えてもOKです。(前述のpsk=”abcdefgh”のように記載する)
平文での設定ならば、暗号化する側の行は必要ないので行頭に#マークを付けコメントアウトすれば良いです。
暗号化が解らない時や上手く出来ない時は、前述の平文で大丈夫です。
もう一度、ここに記述しておきます。
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ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 country=JP network={ ssid="ssid" psk="password" } |
まとめ
いかがでしょう?WIFI接続できましたか?
お疲れ様でした。